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GBとGiBで表記が異なっており、GiBてなんだっけ?となりました。
GiB(ギビバイト)は、主にコンピュータシステムやソフトウェアの分野で用いられる2進法(バイナリ)に基づいた情報容量の単位です。
今回は、その定義、GB(ギガバイト)との違い、利用場面、混乱を避けるための注意点について勉強します.
GiBの定義と特徴
- ギビバイト(GiB)は「Giga Binary Byte」の略で、2進法(2の30乗)に基づきます。
- 1 GiBは1,073,741,824バイト(= 2^30バイト)です。
- 記憶装置やRAMなど、コンピュータ内部で「実際に使われているメモリ容量」は、ほとんどの場合このGiB単位で計算されます。
GB(ギガバイト)との違い
単位 | 計算式 | バイト数 |
---|
GiB(ギビバイト) | 2^30 | 1,073,741,824 |
GB(ギガバイト) | 10^9 | 1,000,000,000 |
- GBはSI(国際単位系)接頭語として10進法に基づき、1GBは1,000,000,000(10^9)バイト。
- 同じ「1ギガ」に見えても実際はGiBの方が約7%大きい容量になります。
- ハードディスクなどストレージメーカーは主にGB(10進法)表記、OSやクラウドサービス(AWS、Azure等)はGiB(2進法)表記を使うので混同に注意が必要です。
名前の由来と標準化の意義
- 過去には「ギガバイト」が2進法でも使われていましたが混乱を招いたため、IEC(国際電気標準会議)によって“ギビ”という2進接頭辞が新たに導入されました。
- メビバイト(MiB)、テビバイト(TiB)など、他の2進系単位も同時に規定され、明確な区分が求められています。
利用シーンと実例
- クラウドサービス(AWS EBSやAzure Managed Diskなど)は容量計算や料金計算にGiB単位を用いています。
- メモリ容量やOS表示で目にすることが多く、実際のストレージ容量表示とも異なることがあるため要注意です。
まとめ
- 「1 GiB = 2^30バイト」と「1 GB = 10^9バイト」は異なる概念なので、用途に応じて単位の違いを意識しましょう。
- 大容量ストレージやクラウドの料金計算で誤認しないよう、どちらの単位が使われているか常に確認をおすすめします。
このブログ記事が、GiB(ギビバイト)の理解や実務応用の一助となれば幸いです。
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