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Vim

thatisgraffiti

前回はviの記事を作成しましたが、実際にLinuxで使用するのはVimでした。
Vimは高度なキーボード操作が可能なテキストエディタで、プログラマーを中心に根強い人気を持っています。今回は、Vimの特徴、代表的な操作、初心者向けの始め方、快適に使うための設定例について解説します。

Vimの特徴とメリット

VimはノートPCでもマウスなしで効率的に編集ができる点が最大の強みです。モード切り替えによる柔軟な操作や、キーストローク数を減らす工夫がされています。

  • ノーマルモードと挿入モードを使い分けることで手の移動が少なくなる
  • 拡張性が高く、プラグインによる機能追加も簡単
  • カスタマイズ性があり、.vimrcファイルで自分流の設定ができる

Vimの基本操作とよく使うコマンド

初心者がまず覚えるべきVimコマンドをピックアップします。

用途ノーマルモードの操作例備考
モード切替i 挿入, Esc ノーマル編集開始・戻る
移動h 左, j 下, k 上, l 右カーソルキー不要
保存・終了:w 保存, :q 終了, :wq 保存終了コロンでコマンドモード
コピー・貼付けyy 行コピー, p 貼付け行単位で操作
取り消し・やり直しu 取り消し, Ctrl+r やり直し変更履歴に対応

Vimを始めるための手順

VimはほとんどのLinux/Ubuntuに標準搭載されています。学習にはvimtutorが便利です。

  1. インストール(多くの場合プリインストール、なければsudo apt install vim
  2. vimtutorコマンドで対話形式のチュートリアル
  3. .vimrc作成による個人設定
  4. 必要ならプラグイン導入は次のステップ

.vimrcの基本設定例

快適に使うための最低限の設定例を紹介します。

set number           " 行番号表示
set tabstop=4 " タブ幅を4に設定
set expandtab " タブをスペースに変換
set hlsearch " 検索時のハイライト
set incsearch " インクリメンタル検索

上達するためのコツ

  • ノーマルモード中心の操作を体で覚える
  • カーソル移動はh/j/k/lで慣れる
  • 挫折しかかったら先人のブログを読む、vimtutorを再挑戦する
  • プラグインやカスタム設定は徐々に取り入れる

まとめ

Vimは「慣れれば手放せなくなる」エディタです。操作体系や設定ファイルに馴染むまでは戸惑うことも多いですが、少しずつVim流に慣れていくのが上達の近道です。

知識が深まれば自分なりの効率的な開発環境を構築できるようになるでしょう。始めたばかりの方はまずvimtutorを試し、基本操作と最低限の設定から始めてみましょう

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