前回はweb3を勉強したので、今回はWeb1.0について勉強します。
Web1.0 は、インターネットが「読むためのメディア」として使われていた時代を指し、1990年代〜2000年代初頭の静的なウェブが中心だったフェーズです。
この記事では、Web1.0 の定義・特徴・代表的サービス・技術背景を整理し、「今振り返ると何が学べるのか」をまとめます。
Web1.0とは何か
Web1.0 は、インターネットの黎明期にあたる「静的なウェブページ中心の時代」を指します。
おおよそ 1990年代前半〜2000年代初頭までがこのフェーズに該当し、多くのユーザーは一方的に情報を受け取るだけでした。
- インターネットが一般家庭や企業に普及し始めた時期のウェブ構造をまとめて Web1.0 と呼ぶ。
- 情報の発信者(企業・一部の個人)と、受け手(閲覧者)がはっきり分かれていた「Read の時代」とされる。
Web1.0時代の主な特徴
Web1.0 は、とにかく「静的で一方向」がキーワードです。
ユーザー参加型の仕組みは限定的で、サイト運営者が用意したコンテンツを読むのが中心の体験でした。
- 静的コンテンツ中心
- HTML で作られた固定ページがメインで、更新のたびにファイルを書き換える必要があった。
- 画像や動画は少なく、テキストベースのシンプルなページが主流だった。
- 一方向の情報発信
- サイト運営者が情報を発信し、ユーザーはそれをただ閲覧するだけという構造。
- コメント欄や「いいね」ボタンはほぼ存在せず、フィードバックはメールや掲示板に限られていた。
- 限られた発信者層
- サーバーやドメインの準備、HTML コーディングなど、一定の技術力とコストが必要だった。
- そのため、多くのサイトは企業・大学・一部の技術者・団体などに限られていた。
代表的なサービスと文化
Web1.0 の時代には、今も名前が知られているサービスや、当時ならではの文化が生まれました。
今の感覚で振り返ると「不便だけど味がある」ウェブ体験が特徴的です。
- 代表的サービス
- Yahoo! などのディレクトリ型検索・ポータルサイトが、情報探索の入口として広く利用された。
- AOL などの接続サービス兼ポータルが、初めてのオンライン体験をパッケージとして提供した。
- Geocities など、個人ホームページ作成サービスが登場し、「マイホームページ」文化が生まれた。
- 当時のウェブ文化
- カウンター(アクセス数表示)、来訪者ノート、GIF アニメの装飾など、独特のデザイン表現が流行した。
- 「リンク集」や相互リンクバナーが、サイト同士をつなぐ主要な導線として機能していた。
こうしたサービスや文化は、現在の SNS やブログサービスの原型としても位置付けられます。
技術的な背景と制約
Web1.0 を理解するには、当時の技術的な制約に目を向けることが重要です。
回線速度もブラウザも、いまほど高機能ではなく、それがウェブ体験の設計に直結していました。
- 基本技術
- HTML を用いた静的ページが中心で、CSS や JavaScript はまだ限定的な用途にとどまっていた。
- 動的生成(サーバーサイドスクリプトやデータベース連携)は一部の高度なサイトに限られていた。
- インフラとブラウザ
- ダイヤルアップ接続が一般的で、回線速度が遅く、大容量の画像や動画を多用しづらかった。
- ブラウザの種類や実装差による表示崩れが頻発し、「どの環境でどう見えるか」を意識したデザインが求められた。
- 検索・ナビゲーション
- 検索エンジンはまだ発展途上で、ポータルサイトやリンク集を経由して目的の情報へたどり着くことが多かった。
- そのため、サイト運営者側の「情報設計」がユーザー体験に直結していた。
Web1.0から今をどう見るか
Web1.0 は、今から見ると「古いウェブ」ですが、現代の Web2.0/Web3.0 の基盤となる発想が数多く含まれています。
特に、情報発信のハードルやユーザー参加のあり方の変化を意識すると、現在のウェブの価値がよりクリアになります。
- 学べるポイント
- 情報発信のコストが高いとき、コンテンツは「誰が・何のために出すか」が非常に意識されていた。
- シンプルな構造とナビゲーションが、ユーザーにとってどれほど重要かを教えてくれる時代でもある。
- 現代との対比
- 現在は誰もが SNS やブログで発信でき、インタラクションが前提の Web2.0・Web3.0 時代に移行している。
- だからこそ、Web1.0 的な「読みやすさ」「迷わない導線」「情報の信頼性」といった価値観を再評価することには意味がある。
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