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NewSQL

thatisgraffiti

データベースの世界は常に進化を続けています。
近年注目されている「NewSQL」は、従来のRDBMSとNoSQLの長所を融合した新世代の分散型データベースシステムです。大規模データ処理やトランザクションの一貫性、拡張性を求めるシーンで、なぜNewSQLが必要なのか、どんな特徴があるのかを勉強します。
今までRDBだと思ってたのが、NewSQLに該当してたらいするようです。

NewSQLとは

NewSQLは、リレーショナルデータベース(RDBMS)が持つ厳密なトランザクション整合性(ACID特性)を維持しつつ、NoSQLが持つ高いスケーラビリティや分散処理能力を取り入れた新しいデータベースです。

従来DB(RDBMS/NoSQL)との違い

RDBMSNoSQLNewSQL
トランザクション整合性
スケーラビリティ
分散処理
SQL利用×/△
適用領域小~中規模大規模大規模
  • RDBMSはACID特性で信頼性は高いが、大規模分散環境での拡張性に課題。
  • NoSQLは分散・拡張性重視だが、トランザクション整合性に制約がある。
  • NewSQLは「信頼性+拡張性」を両立。

NewSQL登場の背景

  • デジタルトランスフォーメーション(DX)や5Gの普及により、処理すべきデータ量やトランザクション数が増加。
  • 従来のRDBMSでは設計や運用が複雑化し、パフォーマンスや可用性の課題も顕在化。
  • 開発・運用コストの最適化、高い可用性を求める現場からの「いいとこ取り」のニーズ。

NewSQLの主な特徴

  • 分散型アーキテクチャ:高可用性、障害時にリーダーを自動切替。
  • スケールアウト型:サービス停止なしで拡張・縮小対応。
  • ACID準拠のトランザクション:金融系などで求められる厳密なデータ一貫性。
  • OLTP(トランザクション処理)・OLAP(分析処理)両対応:ハイブリッドトランザクション(HTAP)を実現する製品もあり。
  • クラウド/オンプレ対応:マルチプラットフォーム展開が可能。

代表的なNewSQL製品

  • TiDB:オープンソースで広く採用されるクラウドネイティブ型。
  • CockroachDB、VoltDB、NuoDB なども有名です。

NewSQLの導入メリット

  • 運用負荷の軽減(シャーディング/フェールオーバー設計の簡略化)
  • アプリ依存の設計を減らし、パフォーマンス向上のため複雑なミドルウェアの導入が不要
  • 多様な業界・業態で1,000社以上の企業が採用し、グローバルなサービスや金融分野にも浸透

まとめ

NewSQLは「RDBMSの厳格な整合性とNoSQLの高い拡張性・分散性」を共存させることで、現代の大規模データ基盤に不可欠な選択肢となっています。金融からゲーム、メディアまで、さまざまな領域で導入が進みつつあります。
今後もNewSQLは、パフォーマンスと信頼性を両立したデータベースの主流として発展が期待されます。
コストは。。。

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