2月11日
thatisgraffiti
Graffiti-Life
前回、OSの「シェル」の概要を勉強しました。
ユーザーが入力したコマンドをOSに伝える仲介役となるプログラムです。コマンドラインからOSを操作する際の“窓口”であり、シェルの種類によって使い勝手や機能、記述できるスクリプトの書き方が異なります。
ここでは、代表的なシェルの種類と特徴を勉強します。
シェル名 | 系統 | 特徴・ポイント |
---|---|---|
sh | Bourne系 | 最初期のUNIXシェル。シンプルで高速。多くのシェルの元祖。 |
bash | Bourne系 | Linux標準。shの後継で高機能。スクリプト互換性が高く、初心者にもおすすめ。 |
zsh | Bourne系 | 高いカスタマイズ性と補完機能。プラグインやテーマも豊富でパワーユーザーに人気。 |
ksh | Bourne系 | Korn Shell。sh互換+独自の拡張。高速でスクリプト機能が豊富。 |
csh | Cシェル系 | C言語風の構文。コマンド履歴やエイリアス機能を初搭載。 |
tcsh | Cシェル系 | cshの拡張版。コマンド補完や編集機能が強化。C言語に親しみがある人におすすめ。 |
fish | 独立系 | Friendly Interactive Shell。直感的な操作性と美しい補完・ハイライト。POSIX非互換だが使いやすい。 |
Bourne系(sh, bash, ksh, zsh など)
Cシェル系(csh, tcsh)
独立・その他(fishなど)
シェルはOS操作の基盤となる重要なツールです。用途や好みに合わせて最適なシェルを選びましょう。まずは標準のbashから始めて、慣れてきたらzshやfishなども試してみるのがおすすめです。